普天間問題 平野官房長官が沖縄入り(産経新聞)

 平野博文官房長官は8日、米軍基地周辺の現状視察のため、就任後初めて沖縄県入りした。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題で9日に仲井間(なかいま)弘多(ひろかず)と会談するほか、日米合意に基づく移設先のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)や、新たな移設候補地に名前が挙がる伊江島(伊江村)や下地島(宮古島市)などの離島も上空から視察する予定。

 平野氏は8日夕、那覇市内で記者団に対し、「できるだけ県民の声を聞かせていただきたい。沖縄の現状、県民の実情を踏まえて(普天間問題を)考えたい」と述べた。鳩山由紀夫首相も同日夕、首相官邸で記者団に対し、「沖縄県民の思いを、官房長官に十分に理解をしていただくことが、スタートラインだ」と強調した。

 平野氏としては今回の視察で、首相の指導力不足を印象づけた普天間問題に官邸主導で取り組み、政権の信頼回復を図りたい考えだ。

 平野氏は視察に先立ち、過去に沖縄基地問題に取り組んだ外交評論家、岡本行夫氏から説明を受けるなど、意欲的な動きをみせている。4日夜には食事をともにした首相に「普天間は自分に任せて」「米国にも行く」と迫り、普天間での発言を控えるようにも進言した。

 だが、平野氏の思惑通りに進むのか、不安材料は残る。6日に2回目の会合を開いた基地問題検討委員会は、防衛省から過去の経過を確認した段階。伊江島、下地島の地元議会は来週にも移設に反対する意見書を可決する見通しで、反発が強まっている。

 政府の基本方針が定まらないなかで、基地受け入れに反対する地元に政府高官が入ることで、問題の混迷を一段と深める危険性もある。

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